東芝マテリアル株式会社の口コミや評判
東芝マテリアル株式会社
住所:〒235-8522 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地(株式会社東芝 横浜事業所内)
TEL:045-770-3100
東芝マテリアル株式会社は、部品・材料を通じて、世界の発展に貢献する企業を目指して日々活動している会社です。1909年に日本で初めて、白熱電球用のタングステンフィラメントの製造を開始したことを起源として、材料設計技術を活かした特徴のある高機能製品を提供していますが、ここでは、製品の特徴や実績についてご紹介します。
室内などの可視光環境でも高い光触媒効果を発揮
光触媒にはどんな効果があるのでしょうか?
■光触媒とは?
太陽光や蛍光灯などの光が当たると、光を吸収してその表面に酸化力が生まれます。そこに臭い成分や菌、ウイルスが触れると、臭い成分を酸化・分解、菌やウイルスにダメージを与え増殖を抑制するものを光触媒と言います。
■ルネキャットとは?
ルネキャットは、東芝マテリアルが開発した、太陽光はもちろん、部屋の明かりで臭いの元を分解し、菌増殖やウイルス活動を抑制する光触媒です。抗菌効果があり、食中毒を招く黄色ブドウ球菌、O157の原因となる腸管出血性大腸菌など、さまざまな細菌類の増殖を抑制します。
また、さまざまなウイルスに対して、抗ウイルス効果があり、たまねぎや魚の腐食臭、たばこの臭いなど日常生活で気になる臭いを消臭します。そのほか、建材や家具、什器などから発する室内空気汚染ガスを分解します。
そして、ルネキャットが残留している間は、効果を発揮し、例えば、お部屋の壁に施工した場合やソファー、車内、コートなど、暮らしのさまざまな場所で活躍します。手軽に使えるスプレータイプ、大量に使用する場合の塗装タイプなど、目的に合わせた商品があります。
■ルネキャット化学分解のメカニズム
ルネキャットに光が当たると、光を吸収して電子と正孔を形成します。それらは周囲の水分子などに反応し、水酸ラジカルや過酸化水素といった活性酸素種を形成します。
次に、活性酸素種や正孔は、強い酸化力でウイルスや細菌にダメージを与え、臭い成分や有害物質を酸化・分解し、抗菌、抗ウイルス、消臭機能を発揮します。
そして、ルネキャットの最大の特徴は、室内などの可視光環境でも光触媒効果を発揮する、酸化タングステンを使用していることです。太陽光はもちろん、室内光でも消臭や除菌・ウイルス抑制を実現します。
自主規格の評価基準をクリアした高い安全性
評価の基準をクリアしており、高い安全性が確保されています。
■安全性自主規格をクリア
光触媒工業会とは、光触媒技術の向上と高品質な製品の供給によって、健全な市場形成を促すことにより、関連産業の発展と国民生活の向上に寄与することを目的とする団体です。経口毒性、皮膚に触れたときの皮膚一次刺激性、アレルギー性など、ルネキャットが実施した安全性試験は、光触媒工業会、および抗菌製品技術協議会の安全性基準項目も含んでおり、その基準レベルに達しており、高い安全性を保っています。
■従来の光触媒と何が違う?
従来の光触媒は、酸化チタンを使用しており、酸化チタンは主に紫外光(太陽光)で光触媒効果を発揮しますが、可視光(室内光)では低い光触媒効果しか出せません。一方で、ルネキャットは、酸化タングステンを使用することで、太陽光はもちろん、可視光(室内光)でも高い光触媒効果を発揮するので、部屋の明かりさえ点いていれば、夜でも光触媒効果が続きます。
■消臭剤と何が違う?
一般的な消臭剤は、臭いや菌を分解せずに包みこむことで消臭するので、時間が経つと効果が無くなります。また、除菌効果も持続しません。一方、ルネキャットは酸化タングステンを使用することで、太陽光はもちろん、可視光(室内光)でも高い光触媒効果を発揮するので、緩効性ですが部屋の明かりさえついていれば、夜でも光触媒効果が続きます。
幼稚園や介護施設などへの豊富な導入実績
実際に導入されている実績がありますが、どんな効果が得られているのでしょうか?
■社会福祉法人寿量会への導入
熊本県熊本市南区奥古閑町にある社会福祉法人 寿量会 総合ケアサポートセンター天寿園にて、高齢者の入居施設であることから除菌・消臭への関心は高く、築20年が経過し、建物の臭いが気になっていたタイミングでルネキャットと出合い、改善の道が開けましたと、施設長の米満淑恵さんからの御言葉も頂戴しています。
施工場所は、居室・移動用自動車・カーテンやソファーといった内装品で、移動用自動車に関しては、施工後すぐに、居室に関しては3日前後で効果が発揮され始めました。また、6段階臭気強度の評価においても顕著な消臭効果が得られ、入居者やそのご家族、職員の方から沢山の好評を得ています。
以上、東芝マテリアル株式会社の製品特徴をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。日常生活の身近なところで何気なく使用されており、見えないところで人々に貢献していますね。人と地球の豊かな未来を実現するということを大切にしており、環境に配慮した製品、安全性、豊かな未来という3つのテーマをもとに、電子機器用の部品、開発や日々さまざまな素材の研究開発を行なっています。まだ世の中に存在しない最先端技術を追求して、豊かな未来を支えてくれているのです。