さまざまな場面で活躍!次亜塩素酸ナトリウムは安全に消毒・殺菌ができる?
日常生活のさまざまな場面で活躍している、次亜塩素酸ナトリウムをご存じでしょうか。次亜塩素酸ナトリウムは、消毒や殺菌に利用されることが多い成分ですが、名前を聞いたことがないという方も多いかと思います。この次亜塩素酸ナトリウムは、どのような場面で活躍しているのか、具体例や効果をご紹介します。
次亜塩素酸ナトリウムとは
次亜塩素酸ナトリウムは、次亜塩素酸ソーダとも呼ばれるナトリウム塩のことです。アルカリ性の水溶液で消毒、殺菌、漂白効果が高い商品として知られており、生活におけるさまざまな場面で利用されています。
代表的なものでいうと、水道水の消毒殺菌に利用されているのが特徴です。次亜塩素酸ナトリウムは、水道水の消毒成分のうち、97%を占めていますので、現代社会の水道水事情において、正に必須成分といえるでしょう。
水道水のほかにも、銭湯のお湯消毒や水泳用プールの衛生管理における、塩素消毒の際に用いられることが多く、匂いを嗅いだことがある方も少なくありません。人々の衛生環境を守る役目を持つ、非常に重要な成分として親しまれています。
次亜塩素酸ナトリウムはどこで使われている?
次亜塩素酸ナトリウムは、公衆衛生において、上記のようにさまざまな場面で活用されていますが、ほかにも活用されているシーンは多岐に渡ります。
たとえば、食品の殺菌処理の場面です。大規模調理工場から飲食店にいたるまで、食材の殺菌や十分な洗浄は、必須項目となっており、お客様の安心安全を守るために欠かせません。
次亜塩素酸ナトリウムは、食材に殺菌処理を施す際に利用されることも多いので、調理器具や容器にも積極的に活用されています。
また、医療品や食器の漂白にもよく使われており、ご家庭で次亜塩素酸ナトリウムが含まれた、消毒殺菌剤を利用している方も少なくありません。
除菌効果、漂白効果が非常に高く、食品衛生の場面でも活用できることから、非常にオールマイティーな洗浄成分として親しまれています。日常生活だけではなく、次亜塩素酸ナトリウムは、医療機関においても活用されることが多い成分です。
正しく活用すれば、人体への影響が少ない洗浄成分だからこそ、産婦人科など、デリケートな場所で使われる機会も増えています。
子供から大人まで、一般的な生活を過ごしている方であれば、必ずどこかでお世話になっていると言っても過言ではない成分ですので、普段利用している洗剤や漂白剤、除菌などをチェックしてみてはいかがでしょうか。
抗菌・抗ウイルスコーティングも安全に利用できる
ここまで、次亜塩素酸ナトリウムについてお話してきましたが、実は次亜塩素酸ナトリウム以外にも、安心して利用できる抗菌除菌方法が増えています。たとえば、抗菌・抗ウイルスコーティングが人気です。
こちらは、感染症やウイルス対策としても利用されているコーティングの一種で、菌の繁殖を抑える効果も期待できます。
消毒や除菌だけではなく、根本から菌やウイルスを無力化できるコーティングで、1度施工を行えば、その後付着する可能性がある菌に対しても、長期的に効果を発揮するのが特徴です。
抗菌コーティングの成分は、銀イオン、プラチナ、光触媒を主成分としています。すべて抗菌効果のある成分ですが、それぞれが菌に対するアプローチが違うため、効率よく除菌抗菌が行えるのです。
たとえば銀イオンの場合、消臭効果や防カビ効果、抗ウイルス効果に抗菌効果が高いため、車内や臭いのこもりやすい場所に効果覿面とされています。
プラチナは抗菌抗酸化効果が非常に高く、プラチナリングなど、アクセサリーに用いられることも少なくありません。空気中に浮遊するウイルスや菌から、酸素を奪い取り不活性化する効果があり、その場にあるだけで高い抗菌作用を発揮するのが特徴です。
そして光触媒は、二酸化チタンという成分が使われており、光を受けることで活性酸素を発生させます。活性酸素は菌やウイルスを分解し、二酸化炭素や水に変える働きがありますので、非常にクリーンな空気を作りあげるのが魅力といえるでしょう。
これら3つの成分が含まれている抗菌・抗ウイルスコーティングは、人体にも影響が少なくウイルスや雑菌に対してのみ効果を発揮しますので、非常に普段使いがしやすい抗菌対策といえるでしょう。
抗菌コーティングを行う家も増えており、感染症対策、ウイルス対策として高い効果を発揮しています。
まとめ
次亜塩素酸ナトリウムをはじめ、現在ではさまざまな成分の抗菌消毒効果があることがわかっており、シーンに合わせて使い分けられています。人体に影響の少ない成分も増えており、好みに合わせて使えるのも特徴です。
とくに最近では、抗菌コーティングが人気を集めており、小さなお子様でも安心して生活できる空間作りをサポートします。効果が高く、安全な抗菌コーティングをお探しの方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。