オフィス・施設における感染対策方法とは?新しい時代の感染対策まとめ

公開日:2022/05/01   最終更新日:2023/01/19

オフィス

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、リモートワークやテレワークなどの働き方も一般的になってきました。しかし、ビジネスモデルによってはどうしても出社が必要な事業もあり、オフィスを活用しなければならない場面もあることでしょう。この記事では、オフィスにおける感染対策や企業が取り組むべき課題について紹介しています。
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オフィス・施設において感染対策が必要な理由

複数の人が同じ場所で長時間を過ごすオフィスでは、感染対策の徹底が必須だといえるでしょう。そもそもウイルス感染には、「空気感染」「飛沫感染」「接触感染」3つの感染経路があります。

特に、せきやくしゃみ、会話や食事の際に飛沫が飛散することで感染する「飛沫感染」と、感染者が触れたものを介して感染する「接触感染」はオフィスで発生するリスクが高く、対策をとる必要があります。

たとえば、ドアノブやコピー機などの共有物との接触、会議や電話対応などのコミュニケーションにおける飛沫の飛散は仕事上どうしても避けられないものでしょう。

現在は、ワクチンの接種が進んでいるとはいえ、オフィスの安全を維持するために、引き続き感染対策の徹底が求められます。万が一オフィスでクラスターが発生してしまうと、従業員の健康に影響があるだけでなく、多数の従業員が一定期間仕事からの離脱を余儀なくされるため、事業の継続すら困難になる恐れもあるのです。

企業が取り組むべき感染対策

個人間でも感染対策が当たり前となった中、企業が取り組むべき感染対策にはどのようなものがあるのでしょうか。

テレワーク・リモートワークの推進

企業の感染対策としてまず求められるのが、可能な限りテレワーク・リモートワークを推進していくことです。多くの従業員が遠方から公共交通機関を利用して通勤し、一か所に集まるという行為は、不特定多数との接触機会を大幅に増加させ、感染のリスクを高めてしまいます。

パソコンやスマートフォンでのデスクワークは、自宅などで遠隔で行うようにしておき、どうしてもオフィスで処理する業務がある従業員のみ出社をするという状態が望ましいでしょう。

オフィスの分散化・縮小

どうしても全員の出社が必要な場合は、拠点を複数に分散するなど、一か所に集まる人数を縮小することも有効です。

万が一、ひとつの事業所でクラスターが発生したとしても、別のオフィスで事業を継続することが可能になります。コロナ禍という新しい時代では、さまざまなリスクを考慮して柔軟に対応することが重要なのです。

従業員の意識改革

無症状やごく軽い症状でも強い感染力をもつ新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには、少しでも体調に異変を感じたら出社しないという一人ひとりの心がけも大切です。

日本人は真面目で少しくらい風邪症状があっても出社する人が多いため、体調が悪い場合は出社を控えることを会社のルールとして指導し、休んでも業務に支障をきたすことのないようなマネジメントが求められます。

オフィスでするべき感染対策

続いて、オフィスで取り組む具体的な感染対策について見ていきましょう。

共用部の消毒を徹底する

デスクやキャビネット、コピー機やドアノブなどの共用物にはウイルスや病原菌が付着していることが想定されます。接触感染を防ぐためには、こうした場所すべてをこまめに消毒する必要があります。

とはいえ、手作業でこうした消毒を行うのは大変な労力を伴い、本来の業務にも支障が出てしまうので、抗菌・抗ウイルスコーティングや空間全体の除菌システムを導入することをおすすめします。

ソーシャルディスタンスを保つ

飛沫感染を防ぐためには、2メートルを目安に人との距離を保つことが有効です。対面にならないようにデスクのレイアウトを変更したり、狭い休憩スペースなどの利用人数を制限したりと、ソーシャルディスタンスを保つ工夫をしましょう。

新しい時代に求められるオフィス環境

「新しい生活様式」が定着し感染対策が当たり前となった現在、新しい時代におけるオフィスの環境はどのように変化していくのでしょうか。

充分なワークスペースの確保

従来のオフィスレイアウトでは、各従業員のデスクを対面でつなげた「島型」が主流とされていましたが、これからはソーシャルディスタンスが確保できる「スクール型」や「フリーアドレス制」、背中合わせの配置など、オフィス空間をより広く利用できるレイアウトが求められるでしょう。

より柔軟な就業形態

最近では、人との距離を確保できるカフェ調のレイアウトなど、自由で独創的なデザインのオフィスも増えてきています。こうした新しいかたちのオフィスは、感染対策だけでなくコミュニケーションやアイデアの創出にもつながることでしょう。

とは言っても、オフィスで創出できるスペースにも限りがあるため、テレワークのさらなる推進やテレワークを前提とした就業規則の改定など、時代に合わせて柔軟に変化していくことが求められます。

 

新型コロナウイルスの流行が長期化することが予想される今となっては、まだ見えぬ終息後に以前と同じ社会に戻れるとは限りません。企業にとっても、新しい時代を意識した柔軟な対応が求められているのです。すぐれた換気設備や空間除菌システム、抗菌・抗ウイルスコーティングなども続々と開発されているので、こうしたものを活用して、新たな時代に適応した安全なオフィス環境を整えてみてはいかがでしょうか。

 

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