抗菌・抗ウイルスコーティングの流れとは?お手入れ方法もご紹介!
最近さまざまな場所で施工されている抗菌・抗ウイルスコーティングですが、導入を検討している方はコーティング作業の流れやお手入れ方法も気になるのではないでしょうか。この記事では、抗菌・抗ウイルスコーティングの施工の流れや、効果を持続させるためのお手入れ方法、気をつけるべきポイントなどについて紹介しています。
抗菌・抗ウイルスコーティングのニーズが増えている
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、感染対策としてさまざまな努力がなされていますが、不特定多数の人が利用する施設やオフィスでは、毎日の消毒作業にも限界があります。
そこで注目されているのが抗菌・抗ウイルスコーティングで、一度施工すれば長期間効果が続き、あらゆる場所に施工可能な抗菌・抗ウイルスコーティングのニーズは急速に高まりを見せています。
「お客様やスタッフの感染リスクを減らしたい」「毎日の消毒作業が大変」「クラスターの発生源になりたくない」「ペットや子どもにも安心の抗菌がしたい」「感染対策をお客様にしっかりアピールしたい」といったさまざまな需要に応えるのが抗菌・抗ウイルスコーティングなのです。
医療施設や公共交通機関をはじめ、飲食店や学校、一般家庭まで幅広く採用されており、施工はいまや標準となりつつあります。
抗菌・抗ウイルスコーティング施工の流れ
抗菌・抗ウイルスコーティングを導入するには、どのような流れが一般的なのでしょうか。施工までの流れとコーティング作業の詳細について説明します。
施工までの流れ
まずは抗菌・抗ウイルスコーティングの施工を依頼する業者を決めるところからスタートします。抗菌・抗ウイルスコーティングを行っている業者は多数あり、コーティング剤の性能や特徴もさまざまなので、しっかりと調べたうえで依頼する業者を決定するとよいでしょう。
いくつかの業者に見当をつけたら、次は見積もりをとります。コーティングの種類や施工面積から見積もりを算出してもらい、提示された金額に納得した業者に正式に発注しましょう。
コーティング作業について
コーティング作業の所要時間は、一般的な住宅や小・中規模のオフィスなら半日から1日程度かかることが多いようです。まずは施工箇所の清掃と除菌を行います。
きれいになったら専用の道具または機材を使用して液剤を塗布し、対象となる箇所をコーティングしていきます。施工対象外の家具や物を動かしたり、液剤のかかってはいけない精密機器等の養生も必要に応じて行います。
塗布完了後は、必要な乾燥時間をとって施工完了です。乾燥時間は液剤、基材、環境によって異なりますが1時間~5時間程度が目安のようです。
抗菌・抗ウイルスコーティングのお手入れ方法
抗菌・抗ウイルスコーティングは数年単位で効果が続くといわれていますが、気になるのはそのお手入れ方法ではないでしょうか。抗菌・抗ウイルス効果を持続させるためのお手入れ方法や気をつけるべきポイントについて紹介します。
やわらかいスポンジでお手入れする
コーティングをした箇所の手入れには、やわらかいスポンジを使用しましょう。コーティングされた部分にホコリや汚れが付着すると効果が損なわれてしまうため、やわらかいスポンジなどを使い、水拭きや中性洗剤で手入れをします。
コーティング部分は熱湯や洗剤を使用しても問題なく、表面を傷つけない限り剥がれることはないので、やわらかい素材で清掃するようにしてください。
コーティング面を傷つけてしまうものは使用しない
長期的な効果が持続する抗菌・抗ウイルスコーティングですが、表面を削ったり傷つけたりすることで効果が失われてしまうため、そういった負荷のかかるものは使用しないように注意する必要があります。
たとえば、お手入れの際にメラミンスポンジや金属タワシ、研磨剤入りの洗剤などを使用することは避けましょう。また、コーティングを施工する場所についても、頻繁に食器を置いたり擦ったりする飲食店の厨房や、靴を履いたまま人が頻繁に行き来する通路などでは、コーティングの表面が削られ効果が損なわれやすいでしょう。
逆に、人が触れる程度ではコーティングに傷がつくことはないため、ドアノブなどでは数年単位で抗菌効果の持続が期待でき、感染対策として非常に効果的なのです。
せっかく抗菌・抗ウイルスコーティングを施工したのなら、できるだけ効果を長持ちさせたいものです。コーティングの施工箇所にも注意し、適切なお手入れをすることで効果を持続させましょう。コーティング剤の成分などによってお手入れの方法も少しずつ変わってくるので、施工を依頼した業者に詳しいメンテナンス方法について確認しておくことをおすすめします。